退職のお知らせ

先月末付けで、退職しました。

ゲーム、社会インフラ、通信と様々な業種に携わり、開発、インフラ構築、マネジメント等々、色々な経験を積む事が出来ました。

その一方で、何人もの社員を抱える会社故の変化を是としない社風の中で、変革の風を吹かすことが出来ず、自分の実力不足を感じる毎日でもありました。その足りない能力と経験を埋め合わせる日々や社外で様々な方と出会い刺激をし合ったことが今の私へと成長を促したと考えています。

会社に入るまでは会社というものが何なのかを全然知らなかった自分が、会社に入り、その内部を知ることにより、何故この組織でその理論が必要なのかというのを実体験として知ることが出来ました。この経験は中々に得難いものでした。

よく『会社が嫌なら/会社の愚痴ばかり言うのなら、辞めてしまえ』と言う方が居られますが、個人的には、この考え方には同意出来ません。何故ならば、どんな会社にも大なり小なり不満に思うことがあるはずです。例え、それが自分で作った会社だとしてもです。どんな会社にも不満があるのですから、その不満をどう自分が納得するのか(解消する、諦める)の問題です。

さて、会社を退職しましたが、誇れること、満足していることは沢山あります。“若いうちの苦労は買ってでもしろ”とよく言われますが、会社のルールを変革させるのは非常に苦難を伴うものでしたが、非常に良い体験でした。役職無しの身で自社の役員級は言うに及ばず、親会社を巻き込んでの行動はなかなか他では経験出来ないものでしょう。また、様々な業種、様々な役割を担当出来たこともまた良い経験でした。最も誇れることは一緒に働いたパートナーの方々です。パートナーの方々にはいつも私が考えて、実行したいと言い出す新しい手法(ScrumやXPのアジャイルソフトウェア開発手法のプラクティスの数々やTOC-CCPMのエッセンス)を最初は呆れつつも一緒にカイゼンし続けてくれたことには本当に頭が下がる思いでいっぱいです。自分は本当に得難い方々と仕事が出来たと思っています。

環境を変えつつも、退職後も開発に携わっていきます。また、最近はあまり参加出来ていませんが、勉強会やイベントへ勢力的に参加及び主催してまいりますので、もしお会いすることがございましたら、その際はよろしくお願い致します。

4月1日はエイプリルフールです。
ウソをウソと見抜けないと難しいですよ。