“伝えよう”という想いがあれば言葉が分からなくても伝わるんだよ

体調が悪かったので、身体に良いもの(=野菜が入っていて、暖かいもので、消化に良いもの)としてちゃんぽんを食べていました。ちょっとそこで起こったことについて、感じたことがあったので、ブログに残しておきます。

イベント

私は隣にiPadを置いて、TLを見つつ、入り口の近くでちゃんぽんを食べていました。丁度自分が半分程食べ終わった頃に、外国人のカップルが入ってきました。彼らは日本語が話せないみたいで、最初の応対に向かった店員も相手が全く日本語を話せないとは思わず、振り向いて、他の店員たちに助けを求めました。
私が食べていたお店は入り口から入ってすぐの場所に券売機があって、食券を買ってしまえさえすれば、日本語を話せなくても目的のものは食べられる仕組みになっています。しかし、彼らはどれが何なのかさっぱり分からない様子で、食券を買うことも出来ない様なのです。
店員の兄ちゃんも店の奥に向かって「誰か英語出来る人いねー? 俺はムリなんだけどさー」とか言っている始末で全然兄ちゃん自身は応対する気がありません。
そこで、なんか困っているみたいだし、やってみるかと思って行動してみたんです。

やり取り

changeworld:「May I help you?」
カップル:「Yes, We qawsedrftgyhujikolp;@:.」←Yes, Weの後が全く聞き取れない。
changeworld:「Ah-, I can understand a very little English.」
カップル:「Oh-, qawsedrftgyhujikolp;@:
.」←Oh-の後が全く聞き取れない。
changeworld:「Follow me.」と言ってから券売機の前まで移動
changeworld:「(券売機の味噌ラーメンを指差しつつ)This is miso ramen.」
changeworld:「(券売機の塩ラーメンを指差しつつ)This is solt ramen.」
changeworld:「(券売機の醤油ラーメンを指差しつつ)This is soy ……(soy なんだったかな…) joy?」(周囲の日本人たちから爆笑)
カップル:「Soy sauce?」
changeworld:「Yes, Yes, Yes. This is soy sauce ramen.」
changeworld:「(券売機のとんこつラーメンを指差しつつ)This is pig bone ramen.」
changeworld:「(券売機のちゃんぽんを指差しつつ)This is chanpon.」
カップル:「Champion?」
changeworld:「No, No, No. C H A N P O N. Chanpon.」
カップル:「Does it taste like?」
changeworld:「(tasteってことは味か?) Oh-. (周囲をキョロキョロして自分のちゃんぽんを発見する)Follow me.」と言ってから自分のちゃんぽん前まで移動
changeworld:「(自分のちゃんぽんを指差しつつ)This is chanpon. But I am eating.」
カップル:「qawsedrftgyhujikolp;@:.」←全く聞き取れないが、舌で口の周りをペロペロ動かしているので、味見させてといったと解釈
changeworld:「OK. (レンゲでスープをすくって)Drink.」
カップル:「qawsedrftgyhu delicious jikolp;@:
.」←delicious以外全く聞き取れないが、途中でdeliciousって言っているし、これに決めたんだろうと解釈
changeworld:「Follow me.」と言ってから券売機の前まで移動

“伝えよう”という想いがあれば言葉が分からなくても伝わるんだよ

TOEICで日本人の平均点数より劣る点数を取っている自分ですが、“伝えよう”という想いがあれば言葉が分からなくても伝わるんですよ。殆どの人は「誰か英語出来る人いねー?」とか言われても手をあげて前に進み出ることはないでしょう。多分私も出ません。では、何故私が今回進み出たのか? それは単純に相手(=カップル)が困っているのが明らかで、私たち(=周囲にいる人たち)に助けを求めているのもまた明らかだったからです。英語で議論をしなければならないシチュエーションなら前に進み出なかったと思います。
TOEICで日本人の平均点数より劣る点数を取っている自分ですから、周囲にいた店員含めて他の客も醤油を言いたくて“soy joy”と言った私なんかよりもTOEICの点数は高いでしょう。でも結局前に出て外国人のカップルとコミュニケーションを取ったのは自分です。これって姿勢の問題ですよね。
多分殆どの人は“伝わらなかったらどうしよう”と思っていると思います。でも、それは結局“伝える意志”がないからなんですよ。伝えたい、話したいという想いがあればいくらでも乗り越えられるはずです。現に上の事例でも私は殆ど英語を話せていません。まともな英語は「May I help you?」と「Ah-, I can understand a very little English.」と「Follow me.」位です。味噌ラーメンも本当はmiso ramenではなく、ramen with miso based soupというそうですから、正しい英語なんて会話の中で殆ど出てきていません。また、相手の話した英語も理解出来ていません。でも言葉だけでは通じなければ、身振り手振りで伝えればすむ話です。券売機のそれぞれのボタンを指差して、「This is xxxx」と言えば、通じますし、味が分からないと言われても実際の現物を味見してもらえばすむ話です。

最後に

自分が今のままでは自称グローバル企業に行くことは出来ないことを実感しました。ただ同時に異文化の人とコミュニケーションを取ることに物怖じしないという“グローバル”な人間であることを強く実感しました。