Agile Conference Tokyo 2011に参加してきました。 #agiletokyo

去年に引き続き、今年もAgile Conference tokyo 2011に参加してきました。

当日のタイムテーブル
11:00 - 12:00 基調講演『21世紀のソフトウェアデザイン』Martin Fowler 氏
13:00 - 14:00 特別講演『Thoughtworks社による海外導入事例〜アジャイルによる技術革新の加速と品質の改善:高パフォーマンスチームの構成要素は何か?〜』Jez Humble 氏
14:05 - 14:45 『海外での実践状況と高品質でAgilityを高める“機械化”について』三井 伸行氏、畑 秀明氏
14:50 - 15:30 『継続的フィードバック』長沢 智治氏
15:40 - 16:20 『Rubyによるアジャイル開発事例』朝倉 慎一氏
16:25 - 16:55 『技術開発現場のノウハウ共有に手をかけるな!アジャイル開発でよみがえった、プロダクト開発』萩原 純一氏
17:00 - 17:25 『ユーザーと開発者のどまんなかを行くE-AGILITY協議会(仮)』依田 智夫氏、牛尾 剛氏、永瀬 美穂氏
17:00 - 17:25 『アジャイル検定制度について』戸田 孝一郎氏

Togetter

雑感

細かい部分は他のblogに譲るとして、良いセッション、あまり良くないセッションが明確に分かれたイベントだったと思います。他社のやり方をプレゼンテーションの中でdisって、自社のツールを持ち上げるのはどうなんだろう?とか、プレゼンテーションをする立場の人が伝聞形式で話すのはどうなんだろう?とか色々ありました。

さて、こういう場に行くと、よく「SIerはこれから終わる」と連呼する人がいるのですが、これは半分本当で半分嘘だと思っています。
まず「発注者が言ったシステムを作ってきただけ」のSIerでこれからもやり方を変えないところは今後もどんどん先細りになっていくでしょう。この流れはやり方を変えていかない限りは、変わらないと思います。
一方で「発注者が言ったシステム以上のものを作ろう」とするSIerはこれからも生き残ると思います。これは当然で、“餅ちは餅屋”の諺にもあるとおり、何事も専門家に任せるのが一番であり、発注者はシステムを開発する専門家ではない為です。講演でもあった様に“手組”は残り続けるでしょう。逆に言うと、技術を売りにしているのではなく、人の手配をしてきた会社は残り続けることが難しいことを意味しています。そういう意味では今まで日本では厚遇されていませんが、技術をしっかりと磨いているある意味“匠”の人たちが活躍していく時代になっていくのかもしれません。

最後に主催者の方々、運営をしてくれた方々、登壇者の方々、そして参加者の皆さん本日もありがとうございました。