『ウォーターフォール開発は“お客様が最初に言った(伝えた・要求した)ものを作る開発プロセス”で、アジャイル開発は“お客様が欲しいものを作る開発プロセス”です。』について一言言いたい。

はじまり

文章に少しおかしい部分がありますが、そこは大事な部分ではないのでおいておくとして、この一連のTweetReTweetしてもらいました。で、自分からすると最多RT数となる一番多いRT数のTweetは以下のものになります。

自分の一連のTweetで言いたかったことは受け手が理解出来る、納得出来る言葉でなければ、どんなに良い言葉でも伝わりませんよということです。そういう意味では、経緯の部分ではなく一部の言葉だけがRTされてしまったということは私の言葉が足りなかったことも意味しているので、そこは反省しています。

大事なことは『何を(What)』ではなく、『何故(Why)』

人は『何を(What)』ではなく、『何故(Why)』に動かされる。

まず第一に、人は『何を(What)』ではなく、『何故(Why)』に動かされます。
皆さん、胸に手をあてて思い出してください。あなたが他人から何かの作業を指示された時、『何を(What)』すれば良いかしか説明されなかった時と『何故(Why)』その作業をしなければならないのか説明された時、どちらの方が積極的に作業に取り掛かれますか?

大抵の人が後者と答えると思います。

これは逆の立場の場合も同じで、あなたが雇用側の人間だとして、三人の石切大工に“何をしているんですか?”と質問した際、『生計のために働いています』、『石を切っているんです』、『聖堂をつくっているんです』と答えた三人の中でどの人が最も積極的に作業に取り掛かっていると感じるかは明白だと思います。

『何を(What)』言ったかではなく、『何故(Why)』言ったかを知っていればうまく行かなくても次の行動に移せる。

そして、次の理由はもし、『ウォーターフォール開発はお客様が最初に言った(伝えた・要求した)ものを作る開発プロセスで、アジャイル開発はお客様が欲しいものを作る開発プロセスです』とあなたが相手に伝えて、相手が理解・納得しなかった際に『何故』を知らなければ次のアクションが取れません。
もし、『何故』この言葉を私が言ったのかを知っていれば、元々この言葉を相手に私が伝えた理由が『相手に合わせた説明する為』ということも分かるはずです。

これが分かっていれば、あなたの目の前で『ウォーターフォール開発はお客様が最初に言った(伝えた・要求した)ものを作る開発プロセスで、アジャイル開発はお客様が欲しいものを作る開発プロセスです』という言葉に対して理解・納得してくれなかった人に対して、『どういう言葉なら、この人に伝わるのだろう?』とあなた自身が考えて、行動出来るはずです。

そういう意味で、一部の言葉(『何を(What)』)ではなく、そこに至った経緯(『何故(Why)』)を知っておいた方が行動する上で良いと思います。